2007年04月13日

最初の産卵


 日付けが4月12日から13日に変わるころ、1頭目のメスが最初の産卵に至った。そろそろ産むだろうなぁ…と思っていた(※)ので、うまく写真に収めることができた。この個体は、羽化から28(29?)日目での産卵である。この日までに複数のオスと計4回の交尾を済ませているので、産卵までに「できることはやった」という気分だ。産卵前にパンパンだった腹部は、3時間に及ぶ産卵が終盤に差し掛かる頃には、すっかり萎みきっていた。

※本種に限ったことではないが、カマキリのメスの多くは産卵直前になるとエサを摂らなくなり、ケージ内をウロウロと歩き回って落ち着きが無くなる。日頃から注視していれば、その変化は誰の目にも明らかであろう。また、この時期のメス成虫をよく観察すると、触角で足場を探ったり腹部の先で足場を触ってみたりする動きも見られるので、これも産卵が迫っていることを知る指標になる。

  





Copyright(c)2005-2011 Mantid Maniacs. All rights reserved. 当サイトは全ての写真・文章の無断転用を禁じます。