2006年07月28日

成長中


 本種は成長の早い種ではないが、1回の脱皮で体が目に見えて大きくなるので、飼っていて楽しい。入手してちょうど1ヶ月が経ち、早いものは5令にまで成長した。写真の5令は、威嚇している方がメス、右の個体がオスである。シーズンになるとショップさんから野外品を購入して交配するつもりであるが、一部の個体は同系交配することになると思われる。そこで、羽化時期のズレを小さくするために、オスはやや低温にて抑制飼育、メスは高温にて促成飼育を行っている。低温と言っても、本種はあまり低い温度での飼育には適さないので、注意が必要である。現在の主なエサはハエとガの成虫。本種は特に、コオロギのような徘徊性昆虫よりも、飛翔昆虫を与えた方がよいので、参考にしていただきたい。オスとメスはそれぞれ1つずつのケージに入れ、多頭飼育している。高価な本種を多頭飼育するのは最初は心配であったが、今のところ共食いは起きていない。少なくとも、極端な飢餓状態に無ければ共食いは起こさない種であるようだ。

 





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