2006年06月27日

若令入手


 春に飼育していた個体は、結局交尾相手のオスが手に入ることなく、無駄に死んでしまった。こんな情けない結果のまま黙って次の入荷を待ちたくなかったので、知り合った海外のマニアから私個人で本種を輸入した。カマキリのブリードが盛んな海外でも本種を所持しているマニアは少なく、交渉には時間がかかった。それでも、やはりマニアは原産地のシッパーよりカマキリの管理が丁寧であるし、信用に値する(当然、人によるが…)。今回輸入したのは写真の個体を含む十数頭で、全て若令である。今回の飼育に際して、私は初めて温湿計をケージ内に設置した。今までカマキリは私の「何となく」の感覚で飼えていたので温湿計など使ったことがなかったが、本種は真剣に飼育してみたいと思ったからである。『手を抜きません、殖やすまでは』をモットーに、真面目に飼育してみようと思う。あくまで趣味なのだが…。
 それにしても、本種2令(写真参照)の色彩は美しい。白い体幹に呈する薄紫色が魅力的だ。残念ながら、この色彩は3令中期以降になると消失してしまう。

 





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