分布:ケニア、マラウィー、ソマリア、タンザニア、ウガンダ
和名:ニセハナマオウカマキリ、ニセマノハナカマキリ、マオウカマキリ
英名:giant devils flower mantis ,
体長は9〜10cm、成虫の体色は鮮やかな緑色と白色の迷彩のようであるが、幼虫は褐色。2004年に初めて国内のペットルートに乗った。資料に記載されている分布域は数カ国にわたるが、実際はほとんどの国で捕れないようで、全ての個体がケニア産である。大変稀少かつ高価で、マニア憧れの種である。現在本種は国内はおろか海外にもごく少数しか流通していない。外部形態および体色が派手な種は小型のものが多いが、本種は派手さと大きさを兼ね備えている。本年(2005年)、当方は入手した個体の交尾・産卵に、おそらく国内で初めて成功した(持ち腹での産卵例は、私の前に1例あるようだ)。本種の卵嚢はオオカマキリのそれのように発泡性の強いもので、大きさはオオカマキリよりさらに1回り大きい。内部の卵数はまだ不明である。生息地はおそらくサバンナ気候であると思われるので、現在やや乾燥気味のケージで飼育中。本種については、別頁にて詳しく述べる。
<写真>
標本
体色変化(左:1令→右:2令)
威嚇
羽化
交尾
卵嚢
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