2007年11月11日

3ペア目


 この日、3ペア目の交尾にも成功した。ガラス越しで写真が汚いのはご了承いただきたい。やはり雌雄とも1・2ペア目とは別個体である。このペアは雌雄とも不全がなく、安心してペアリングに臨めた。

 ここまで、実にスムーズにペアリングを行い、交尾させることができている。また、同時期に入荷した個体でありながら、意図的に1ペアずつ羽化時期をずらす(1ペアずつ落ち着いてペアリングを行うため)ことにも問題なく成功している。このあたりは、辛酸を嘗めながらも経験を積んできた成果とも言えようか…(←無理矢理)。冗談はともかく、本種を初めて飼った頃と比べると随分スムーズに本種を扱えるようになったのは事実だと思う。やはり、経験を積むということは不可欠ではなくても、重要だとは言える。

 ところで、この交尾の写真で、オスの姿勢に注目していただきたい。本種オスは交尾器が完全に(ガッツリと)接合すると、このように前肢をメスの体から離してとまる姿勢がよく見られる。1ペア目、2ペア目の交尾写真は、交尾器接合後すぐに撮影したので前肢はメスの体を捉えている。しかし、この3ペア目は交尾器接合後1時間以上経過して撮影したので、このような姿勢の違いが見て取れる。

 オスがこの写真のような(前肢をメスから離した)姿勢をとっていたら、これを交尾が上手くいっている指標と判断しても良いと、個人的には思っている。ちなみに、この行動は本種に限らず、他のいつくかの種でも確認できている。


  





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