2007年10月03日

Wild Beauty


 …さぁ、次だ。
 前回卵嚢をたくさん生んでくれたメスはまだ生きていたが、再びチャレンジすべく8月(いや、9月?…忘れた)に野外品を購入。ここ1年くらいは、ずーっと本種を飼育していることになる。やはり、累代はうまくいっていなくても、常に本種を飼育しているというのは私にとっては嬉しいことだ。そう思えるくらい、本種が好きなのだろう。だったらなおさら、累代には成功したいところだ。今度は卵嚢を色んな環境条件下で管理してみるつもりだ。さて、どうなるか…。

 写真は羽化後1週間以上経過したニセハナマオウカマキリの新成虫。終令幼虫で購入したもので、鮮烈な黄緑色が印象的だ。本種も他のいつくかの種同様、CBの個体は青みを帯びた体色になる。しかし、この個体は終令の途中という時期に取り子に捕獲されるまでの期間を野外で過ごしたWC個体なので、ここまで鮮やかな黄緑色に発色した。この画像と、本項の『鮮やかな体色』のページにあるCB個体との体色を比較してみていただきたい。違いは一目瞭然…この個体の蛍光色とも言える黄緑色がいかに強い発色であるかがお解りいただけるであろう。ちなみに、完全に成虫までの期間を野外で過ごした個体はもっと強い黄緑色を呈する。一方、より野外で過ごした期間が短い幼虫は、WCであっても成虫になった際に、やや黄緑色の薄い(青みのある)体色になる。 

  





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