2005年11月11日

交尾ケージへの導入


 メスがついに我慢の限界になり、産卵前に観察される特徴的な腹部の動きを見せ始めた。オスも羽化後1週間が経ち、性成熟したと思われるので、雌雄をかなり広さに余裕がある交尾ケージで同居させた。私は通常、交尾の際に万が一にもオスが食われる可能性を危惧して(貴重な種なら尚更)、雌雄を1つのケージに入れて『カマキリ任せ』に交尾を待つようなマネはせず、私自身がコントロールして交尾させる。実はマオウについても前日にこの手法による交尾を試していたのだが、どうにもうまくいかない。そこで仕方なく雌雄を同居させ、『カマキリ任せ』にしてみることにした。当然、マオウはあまり共食いをしないような気がしたから同居に踏み切れたのではあるが…。というのは、マオウの外部形態、性質ともに、以前飼育していたゴーストマンティスに似ていたので(ゴーストマンティスは雌雄であまり頻繁には共食いしない)、「マオウも共食いはあまりしないだろうから大丈夫」と思い至ったのである。






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